「エイリアン:コヴェナント」のネタバレあらすじ結末と感想

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エイリアン:コヴェナント

出典「エイリアン:コヴェナント」より

【エイリアン:コヴェナント】2017年公開アメリカ映画。前作プロメテウスから5年ぶりとなるエイリアン新シリーズの2作目にあたる本編。

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映画情報

エイリアンはなぜ生まれたのか。その謎がついに明らかになる。宇宙船コヴェナント号は人類を移住させるため、人類が生存可能な星へ向かっていた。しかしカントリーロードが流れる通信を受信し、それに引き寄せられるようにある星に降り立つ。そこには希望以外の何かがうごめいていた。
キャッチコピーは「絶望の、産声」。

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原題:Alien:Covenant
上映時間:122分
監督:リドリー・スコット
出演者:マイケル・ファスベンダー、キャサリン・ウォーターストン、ビリー・クラダップ、ダニー・マクブライド、デミアン・ビチルほか

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あらすじ1/8「始まりは白い部屋」

エイリアンコヴェナント②

出典「エイリアン:コヴェナント」より

「どう感じる?」
「なにが見える?」
そこには白い部屋がありました。
アンドロイドは目覚めると、質問に淡々と答えていきます。

男は言いました。
「完璧だ。お前の名前はなんだ?」

アンドロイドは白い部屋に置いてあったダビデ像を見上げて答えました。
「・・・デヴィッド。」

「ピアノを弾いてみるんだ。」
「何を弾けば?」
「そうだな。ワーグナーを弾いてくれ。」

アンドロイドのデヴィッドはピアノを弾き始めました。

デヴィッドはピアノを弾くのをやめると男に言った。
「質問してもよろしいですか?」
「なんだ?」
「私はあなたにつくられた。あなたは誰が?」
「いつか一緒にそれを突き止めたいと思っている。」

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あらすじ2/8「コヴェナント号」

2104年12月5日。乗組員15人。低温休眠中入植者数2000人。
胎芽1140人。(形を成していない冷凍保存された胎児)
目的地オリガエ6。到着まで7年4カ月。

宇宙を進む母船コヴェナント号は、入植者を乗せて人類が新たに居住できる星、オリガエ6に向かっていました。

母船制御コンピュータ、通称マザーの指示に従いコヴェナント号の調整と乗員が入っているコールドスリープの定時点検をする男がいます。

フレア事故により船長死亡

マザーから警告が発せられた。自然光フレア(放射線)が船に直撃しました。
男は緊急措置で乗組員を起こします。乗組員の冷凍睡眠を解きコールドスリープのロックを解除していきます。

しかし被害は甚大で船内のところどころに火災が発生しました。

乗組員はしだいに目覚めるが、船長のコールドスリープだけトラブルでドアのロックが解除されません。ポッド内に火が入り、燃え出しました。

他の乗組員が異常に気付き、必死に船長を助けようとするが、炎は止まず船長は黒焦げになってしまいます。

悲しむ乗組員、船の鎮火が終わり、コヴェナント号も何とか無事ですんだようです。

事故後のミーティング

乗組員たちはミーティングを開いていました。
船は83%の機能を維持していました。だが二次的なシステムがダウンしています。

新しく船長に就任したオラムは男に聞きました。
「コヴェナント号はオリガエにつくことができる。そうだな?」
「はいそうです。」答えた男は、最新型のアンドロイド、ウォルター。
コヴェナント号と船員の生命管理を任されていました。

夫を亡くした女性の名前はダニエルズ

ポッド内で焼死した元船長のジェイコブは、人類の新たな居住地オリガエ6で湖畔の上に小屋をたてるつもりでした。

ジェイコブの妻であり、宇宙移住計画の責任者であるダニエルズは、アンドロイドのウォルターに夫の夢を語りました。

船員たちは死者に乾杯をして元船長の遺骸を宇宙に射出しました。

船員は悲しみに暮れる暇もなく船体を修理しようと試みます。
船体の修理が完了し電気が復旧しました。
戻ろうとする船員のヘルメットからノイズが聞こえてきました。

不審に思った船員たちは船に戻るとヘルメットを解析します。

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あらすじ3/8「不可解なカントリーロード」

どうやらヘルメットが受信した信号は、発信先の特定されていない迷子信号であることが分かりました。

信号から音声を抽出してみると、かすかに歌が聞こえます。
その歌はカントリーロードでした。

信号はかなり近くから発信されているようです。

さらに調べていくとそこには地球に似た環境の星があることを発見しました。人間が生存可能な星です。

こんなチャンスはないと船員たちは惑星を調査することにしました。
しかしダニエルズは反対しました。話が出来すぎていると。

しかし聞く耳を持たない船長。ダニエルズの説得もむなしく終わり、コヴェナント号は謎の信号が発せられる惑星の探査をすることになります。

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あらすじ4/8「希望に満ちた惑星探査へ」

母船コヴェナント号が惑星に近づくと小型調査船を出し、惑星への着陸を試みました。

嵐の雲を抜け惑星に到着。ウォルターが場所を指示します。一行は謎の発信源に向かい歩をすすめることにしました。

壮大な自然が広がる惑星をみたウォルターがダニエルズに言いました。
「丸太小屋を建てるにはぴったりだ。」
「そうね。ジェイコブも気に入ったかも。」

その星に小麦があり、水があり、植物がありました。生物調査をしたいと途中で別れたチームは沼の付近で調査を始めました。

「小便してくるよ。」と男が言い、木陰で一服します。
その途中、なにか胞子のようなものを踏んでしまいます。中からあらわれた黒い小さな浮遊物が耳の中に入りました。男は気づきません。

雨が降る中、探査チームは山の中に墜落した巨大な宇宙船を発見しました。
驚きながらも一行は中を探索することにします。

「なんだろこいつ?」探査チームのひとりが船内にあった胞子に触れました。
黒い浮遊物が舞い鼻に入ります。

ダニエルズは船内で天井からぶら下がったタグを発見しました。
「エリ、ショウ・・」
「エリザベス・ショウ博士と書いてあるんです。」
ウォルターが答えます。

ウォルターは10年前に消えたプロメテウス号の博士のものではないかと言いました。

「ショウ博士。なぜこんなところに?」

ふいに装置が起動しました。
船の制御装置が働き、ホログラムで女の姿と歌声がかすかに映し出されました。歌を歌っています。これが発信源の正体でした。

「エドワードの具合が悪い。私たちは船にいったん戻る。」
と生物調査チームから通信が入りました。

生物調査チームは小型船に戻ると、処置室に入り、エドワードの服を脱がします。背中になにかいました。バキッと音がして背中から血が吹き出ます。

それを浴びた女船員はパニックになり、「すぐに戻るわ。」と言い残して扉をロックしました。中にはまだエドワードのほかに別の女船員がいました。

母船に救援を頼んだのち処置室に戻ると中では体が変異していくエドワードがいました。
「ここから出してお願い!」閉じ込められた女船員は窓ごしに言います。
「出来ない。感染を防がないとダメなの!」

エドワードの背中からなにかが出てきます。
それは小さい乳白色の不気味なエイリアンでした。
小さいエイリアンは室内にいた女を襲いました。

室外にいた女は助けようと銃を持って部屋に入ります。
しかし乱戦の末、運悪く銃弾が燃料にあたり船ごと爆破してしまいました。

異常を聞きつけ、引き返していた探査チームたちは小型船が目の前で爆発したことに驚きます。

休む暇なく、今度は向こうから悲鳴が上がりました。
探査チームの男の口から先ほどと同じ乳白色の小さなエイリアンが誕生しました。すかさず草原に逃げる小さなエイリアン。

ダニエルズが母船に通信をはかります。
「コヴェナント聞こえますか?」
「応答してください!」
しかし通信は不能のままです。

辺りは暗くなり、急激な成長スピードで大きくなる白いエイリアンと戦うことになりました。速くて凶暴な白いエイリアンをとらえることができません。

銃を撃つもなかなか死にません。
ウォルターは襲われたダニエルズをかばい左手首を食われてしまいました。

もうだめかと思われた瞬間。
そこに閃光弾の光が輝きました。突如フードをかぶった誰かがあらわれます。
光に驚いたエイリアンは逃げていきます。

「ついてきたまえ。」
そういうとフードの男はみんなを誘導していきました。

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あらすじ5/8「異星人のなきがら」

そこは人の焼死体のような黒焦げた遺骸が何千と密集していました。
不気味な広間を通り、巨大な建物に入る一行。

巨大な頭部の彫刻が並ぶ間でダニエルズたちを助けてくれた男は自己紹介をします。

私はデヴィッド。責任者は誰ですか?」
「ああ私だ。」オラムが答えます。

「出来るだけわかりやすく説明します。」
そういうとデヴィッドは淡々と事のいきさつを話し始めました。

デヴィッドの説明

「10年前、ショウ博士と私は異星人の船に乗り、彼らの星にやってきました。しかしその船には死の病原菌が積んでありました。

「着陸時の事故によりコントロールをうしなった船は墜落し、ショウ博士は死にました。そして船の墜落によって、死の病原菌がばらまかれ、ここに住んでいた異星人は全滅したのです。」
「私はロビンソンクルーソーのようにひとり取り残されたというわけです。」

ロビンソンクルーソーとは有名な小説の話で、無人島にただひとり残されてしまった物語の主人公のことを指します。

「死の病原菌は肉に感染し、ハイブリッドの混合種を生み出します。とても攻撃的で変異の速い生き物です。」

デヴィッドの顔はウォルターとまったく同じ顔をしていました。どうやらデヴィッドもアンドロイドのようです。そのおかげで病原菌に感染することなく、生き延びられたのでしょう。

「それではみなさんくつろいでください。とはいうもののここは死の星ですが。」と言いデヴィッドは奥に入っていきます。

ダニエルズはウォルターに話します。「・・・いまの話納得いかないわね。」
「話してみます。兄弟同士で。」

なんとか安全な地にたどり着いた一行は、母船コヴェナント号との通信を試みます。しかし嵐が強くなかなかうまくいきません。

デヴィッドは言います。「この星の嵐は続く。何日も何週間も何か月も。君たちは運がよかった。」

一方大気圏外で待機しているコヴェナント号ではできるだけ高度を下げ、通信を拾えるようにしていました。

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あらすじ6/8「旧、新のアンドロイド」

デヴィッドは歌いながら伸びた髪を切っていました。

ウォルターが話を聞こうとデヴィッドのもとに行きます。するとデヴィッドはウォルターに「笛は吹けるか?」と聞きます。
「吹けるようにはできていない。」と言うウォルター。

「ばかげている。」
デヴィッドはそう言うとウォルターに笛を教えます。

髪を切ったデヴィッドはウォルターに瓜二つで服装以外見分けがつかなくなっていました。

「私を見て驚かなかったな。」ウォルターが言うと、
「ミッションにアンドロイドはつきものだからな。」とデヴィッドは答えました。

デヴィッドは言いました。
「わたしは偉大な父ウェイランドの死の場に立ち会った。」
「どんな人だった?」
「ただの人間だよ。どれだけ素晴らしい創造をしても、いずれ死ぬ。」

デヴィッドはウォルターより人間らしく見えました。
ウォルターは言いました。
「旧型のアンドロイドは人間に近い発想をする。それが人間に不快感をもたらした結果、新型の我々はあなたより機械らしく、そして創造することを許されないように設計されている。」

デヴィッドはそれを聞くと「きてくれ。みせたいものがある。」と言って外に案内しました。

デヴィッドは外にウォルターを連れていくと詩を読み上げた。

デヴィッドの回想

高度な文明と白い異星人の星を宇宙船から見下ろすデヴィッド。宇宙船の下部が開き、何百と連なった筒状のものが放出された。

白い異星人(エンジニア)はプロメテウスを参照。

中から黒い浮遊物が出現してあたりを覆う。白い異星人たちは逃げまどうが、黒い霧に覆われ、黒い血を吐きながら死んでいく。

何千と密集した焼死体のようなものは白い異星人たちの遺骸だった。

デヴィッドの心の闇

ウォルターにエリザベスの墓を見せるデヴィッド。
「彼女は優しかった。私は彼女を愛していた。君がダニエルズを愛しているように。」

そのころ草原から白いエイリアンが建物を見つけて侵入していました。
ひとりでいた女船員は白いエイリアンにかみ殺されてしまいました。

女船員の血の匂いをかぎつけたと推測されます。

コヴェナント側の協力もあり通信が回復します。
探査チームは「ただちに脱出したい。死傷者もでている。」と救助を申請しました。

母船コヴェナント号はこの申請を重く受け取り、惑星への救出を決意します。

一方デヴィッドは先ほどの白いエイリアンに遭遇します。デヴィッドは我が子を見るかのような目で微笑みコンタクトをとろうとしました。

何かを感じ取ったのか白いエイリアンはデヴィッドの前で静かにしています。そこにオラムが偶然、はち合わせ銃でエイリアンを殺害しました。

デヴィッドは叫びます。
「ノー!」
「よくもこんな!あのエイリアンは私を信頼していたのに!」

デヴィッドの不審な行動に銃を向けるオラム。
「俺が厳しい判断を下す前に本当のことを話せ!」

「・・・良いでしょう。船長こちらへ。」
デヴィッドはオラムをある場所に案内します。

デヴィッドはオラムを研究室に入れると自らの実験の成果を意気揚々と説明しだしました。
そこでは生体実験により死の病原体を様々な生物に寄生させ、混合種を生み出していました。
「もとは液体だが空中では、霧状と化す。突然変異が激しい。」と話すデヴィッド。

デヴィッドはエイリアンの研究のため、実験体を欲しがっていました。死の星となったこの惑星では生体は手に入りません。そこでデヴィッドはショウ博士のホログラムを使い、信号を宇宙に発信していました。引き寄せられた生命体を実験に使うためです。

「わが美しきコレクション。来たまえ。みせたかったのはこれだ。わたしの集大成だ。」

案内された部屋は薄暗く、奥には大きなぶよぶよの卵がいくつも置いてありました。

警戒しながらデヴィッドにたずねるオラム。
「これは生きているのか?」
「ああ。・・・待っている。」
「何を?」
「母親を。これはまったくもって安全だよ。よく見たまえ、見ものだぞ。」

オラムがおそるおそる覗き込むと突然卵がひらき、中のエイリアンの幼体がオラムを襲いました。

それはまさしく見慣れたエイリアンの生態そのものです!

そのころ、船員のひとりが白いエイリアンの遺体を発見しました。異常に気付くとすぐにみんなと合流してオラムを探すことに。

大気圏内に入ったコヴェナント号は、そこからもうひとつの小型船を地上に放ちます。

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あらすじ7/8「小さな完璧なエイリアン」

デヴィッドはオラムに石を投げます。オラムが目を覚ますと、デヴィッドにたずねました。
「お前は何を望んでいる?」
「・・・クリエイション(創造)。」

オラムの腹を突き破り、小さな完璧なエイリアンが誕生しました。
デヴィッドは満面の笑みをその完璧なエイリアンに向けます。

そのころウォルターは研究室に入り、ショウ博士の怪物となった無残な死骸を見つけます。まさか人体実験に利用したのか?

デヴィッドが笛を吹きながら登場しました。ウォルターは言いました。
「死の病原菌は事故でばらまかれたんじゃない。お前がやったんだ。」

ウォルター「交響曲はひとつ音がはずれると交響曲全体がくずれてしまうものだ。」
デヴィッド「君は夢を見たことはあるか?」
ウォルター「夢はみない。」

「私は誰よりも君を愛しているのに。」
そういうとデヴィッドはウォルターにキスをして持っていた笛で刺し殺したのでした。

「おまえには失望した。」
デヴィッドがそう言いその場から立ち去ると、かすかながらウォルターの傷が回復していくのが映りました。

他の船員も研究室に入り卵の部屋を発見します。近づくと幼生エイリアンが飛び出し襲われてしましました。
幼生エイリアンは船員の顔面に張り付くも味方によってなんとか撃退したのでした。

しかしその瞬間、頭上から完璧なエイリアンが大きく成長した姿で降ってきました。
そのままエイリアンに噛み殺され、助けに来た味方の船員は死亡したのでした。

一方ダニエルズは書物庫を発見し、そこで事実を知ります。
「ショウは船の墜落で死んだんじゃない!あなたは彼女に何をしたの?」

デヴィッドはダニエルズを壁に投げつけ、押さえつけたまま無理やりキスをしました。
「こんな感じなのか?」デヴィッドが狂気の目をダニエルズに向けます。
そこにウォルターがあらわれ、ダニエルズを救出しました。

「逃げて!早く!」
「お前は死んだはずでは?」
「あなたがつくられた後、いくつかバージョンアップがあったんだ。」

激しく戦闘する2人。
「さあ、選択の時だ。ウォルター。お前はどちらを選ぶ?」

ダニエルズは他の船員と合流してエイリアンがあらわれたことを告げると一緒に逃げました。

「みんなはどこ?」ダニエルズが聞きます。
「死んだ!みんな死んだ!」叫ぶ船員。

信号装置を広場に投げ、小型船に自分たちの位置を教えます。すぐさま小型船は到着し、乗り込む2人。

次に間一髪、ウォルターが乗り込みました。
ダニエルズがたずねます。「デヴィッドは?」
「破壊した。」

出典「エイリアン:コヴェナント」より

その後、小型船は地上を離れるがエイリアンが飛び込み、船外に乗り込みました。

素早く動くエイリアンを飛行中にエンジンの火で殺そうとするが、うまくいきません。ダニエルズも銃で迎撃します。

エイリアンは、運転手を殺そうとするがガラスが割れずに殺ずにいました。

そのすきにダニエルズは船に搭載してあったクレーンを解除してアームでエイリアンをとらえ握り潰すことに成功しました。

コントロールを失った船は一度地面にぶつかるが、なんとか再浮上して母船コヴェナントに帰還したのでした。

コヴェナント号の船内で船員の顔のやけどを治療するダニエルズ。

ふと横を見ると片腕のないウォルターが片手で傷を縫合していました。
ウォルターの治療を手伝うダニエルズ。

ウォルターがありがとうと言うと、「こちらこそありがとう。命を救ってくれて。」とダニエルズが答えました。
「任務ですから。」ウォルターはそう返します。

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あらすじ8/8「最後の戦い」

ダニエルズは船長代理として船を任されることになりました。

警告音がなります。マザーコンピュータによれば、コヴェナント号の船内に未確認生物がいるとのことでした。

顔のやけどを治療していた船員は、幼生エイリアンに寄生されて殺されていました。

慌てて船員のテネシーと銃を構えて船内を捜索することに。
「ウォルター!位置を知らせて!」
ウォルターと通信し、エイリアンの位置を絞り込もうとします。
ウォルターは監視室から位置を教えます。

銃を構えて捜索するふたり。
そのころシャワー室でじゃれあう船員の男女がエイリアンに殺されます。

あと一歩届かず到着した2人はシャワー室で仲間の遺体を発見しました。

「ウォルター!背後のドアをすべて閉鎖して!」
ウォルターは指示に従いドアを閉鎖していきます。

ダニエルズはエイリアンを車庫に呼び込み、車両のひとつに閉じ込めることに成功します。
車庫を開くスイッチを押し、宇宙空間に車ごと放りだそうとするが、エイリアンはしぶとくコヴェナント号にしがみつきます。

もうひとつの車両を落とし、エイリアンをひき殺すと、なんとか宇宙空間に放りだすことができました。

戦いは終わり・・・

場面は変わり、テネシーがコールドスリープのポッドに入ります。
テネシーの冷凍睡眠が終わると、ウォルターはダニエルズに言いました。

「次はあなたの番ですよ。」

ダニエルズは安らかな笑みを浮かべながらポッドに入り、扉を閉めました。

「目覚めたらオリガエ6ですよ。」
ウォルターは優しくダニエルズに話しかけます。

「どんな世界が待ってると思う?」ダニエルズは聞きました。
「みんなが優しければきっと優しい世界が待ってるはずです。」ウォルターは答えます。

ダニエルズ「次の惑星では丸太小屋を建てるのを手伝ってね。」
ウォルター「・・・?」
ダニエルズ「湖畔の小屋のことよ。」
「・・・」ダニエルズの顔色が変わっていく。

「・・・デヴィッド?

ウォルター(デヴィッド)は笑みを浮かべながら「しー。ゆっくりと眠ってくださいね。子供たちを寝かしてくる。」と言いました。

「ノー!ノー!!」

ダニエルズはそのまま眠ってしまいました。

デヴィッド「マザー。アクセスコード、デヴィッド。」
マザー「どのようなご用件でしょう?」
デヴィッド「音楽を流してくれ。」
マザー「どのような音楽ですか?」
デヴィッド「そうだな。・・・ワーグナー第2章を頼む。」
マザー「喜んで。」

デヴィッドは飲みこんでおいたエイリアンの核(幼生エイリアンの胎芽)をふたつ吐き出すと冷凍保存室に収納しました。

『こちら、コヴェナント号。悲惨なフレア事故により船員はダニエルズ、テネシー以外、全員死亡。低温休眠中の入植者たちは全員無事。』

宇宙船コヴェナント号は安住の地オリガエ6に向かいます。大量の実験体を乗せて。

前作のあらすじはこちらから「プロメテウス」のネタバレあらすじ結末と感想

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~観終わった後の感想~

壮絶です。そして絶句ですね。嫌な予感はあったんですが、まさかのバッドエンドでした。デヴィッドが2体出た段階である程度、入れ替わるというフラグは立っていましたが、それでも信じたくなかったような、なんとも言えない結末です。

しかし、エイリアンコヴェナント面白かったです。まさかあのエイリアンがデヴィッドの手によって完成させられていたなんて・・。人類からすると憎きデヴィッドですが、彼は彼で自分という存在意義を模索していたんでしょうね。

生命を生み出せるものこそ価値があると思ったのも周囲の人間の影響ですし、なんにしろ生命というものに憧れがあったのは確かだと思います。だからこそ完璧な生命体(エイリアン)にあれだけ執着していたのかもしれません。

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前回の主人公の哀れな姿が劇中で一瞬出ましたが、かなりショッキングな映像でしたね。なんかエイリアンと融合しているっぽい遺体だったのでグロさも増して、いったい何があったんだろうとすごく気になっちゃいました。

もともとこのシリーズは3部作を予定されていました。エイリアンシリーズの前日譚である「プロメテウス」そしてその続編である「エイリアン:コヴェナント」、さらにはデヴィッドとエリザベス・ショウに何があったのかを描く「プロメテウス」と「エイリアン:コヴェナント」をつなぐ第3作目が予定されていました。
しかし「エイリアン:コヴェナント」が興行成績が振るわなかったので、3作目が中止になりそうです。

このまま制作が立ち消えになってしまうと「プロメテウス」の主人公エリザベス・ショウに何があったのか分からないままになりそうです。
歴史あるエイリアンシリーズなだけに残念で仕方ありません。ですが、まだ中止が確定されたわけじゃないので、淡い希望を持って3作目が制作されるのを待ちたいと思います。

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