【怪盗グルーの月泥棒】2010年公開アメリカ映画。ユニバーサル・ピクチャーズ制作で初の3Dアニメ映画。怪盗グルー人気シリーズの第1作目。
悪いことをするのが大好きな怪盗グルーが、ある日養護施設にいた孤児3人を引き取るところから物語は始まる。初めは子供たちを利用して悪だくみを考えていたグルーだったが、日々の暮らしの中で情が生まれ、優しさを取り戻して孤児3人と本当の家族になっていく過程を描く。独特でクセの強いキャラクターが盛りだくさん。部下のミニオンズたちも大活躍。
目次
映画情報
日本語の吹き替えではグルー役を笑福亭鶴瓶さんが担当。続編には怪盗グルーのミニオン危機一発(2013年)、ミニオンズ(2015年)、ミニオンズ:アルバイト大作戦(2016年)、怪盗グルーのミニオン大脱走(2017年)がある。
原題:Despicable Me
上映時間:88分
監督:ピエール・コフィン、クリス・ルノー
出演者:スティーヴ・カレル(グルー)、ジェイソン・シーゲル(ベクター)、ラッセル・ブランド(ネファリオ博士)、クリステン・ウィグ(ハッティーさん)、ミランダ・コスグローヴ(マーゴ)、ほか
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あらすじ1/5「怪盗グルーが狙うのは月」
ある日エジプトのピラミッドがまるごと盗まれていたことが発覚します。ピラミッドは空気入りの風船にまるごとすり替えられていて、この事件は世界的なニュースとなりました。そして犯人とされるベクターは世紀の悪党と言われることに。
怪盗軍団ミニオンのリーダーであるグルーは、ニュースをみて不機嫌になりました。グルーは不思議な黄色い生物ミニオン達と共に、ネファリオ博士が開発した道具を使って盗みをしていました。しかし最近では悪党としての華やかな活躍はあまりありません。もっと目立つことがしたいグルーは月を盗もうと考えました。
まず資金を調達するためグルーは、悪党銀行で融資を申し込みに行くが、あっけなく断られてしまいました。
それもそのはずで最近のグルーたちの成果は、自由の女神像やエッフェル塔のレプリカくらいしかありません。さらに悪党銀行のオーナー、パーキンス氏に融資を受けたければ「縮ませ光線銃を見せろ」と催促されてしまいます。
あらすじ2/5「縮ませ光線銃を奪い取れ」
グルーは縮ませ光線銃を奪取するため、東アジアへ向かいます。そして研究所から盗み出すことに成功します。
しかし帰り道を飛行中、ベクターからの横やりを食らい縮ませ光線銃を奪われてしまいます。すぐに取り返しに行くグルーだったが、ベクターの要塞のような家の完璧な防御システムに歯が立たず、侵入さえ出来ずにいました。
イライラが募るグルーはどうしたものかと考えていましたが、ふと目の前に養護施設で育った三姉妹が歩くのが見えました。
しばらく様子を見ていると、ベクターの家のインターホンを鳴らし、クッキーの訪問販売をし始めました。そしてベクターはクッキーに目がくらみ三姉妹をすんなりと家に入れました。それをみたグルーはあることを思いつきます。
あらすじ3/5「3人の孤児を引き取ることに」
グルーはさっそく養護施設に行き、三人の孤児たちを養子として迎え入れたいと申し出ました。この三姉妹を利用して縮ませ光線銃を奪い返そうと考えたのです。
三姉妹を養子に迎え入れることに成功したグルーは、ネファリオ博士にクッキーロボットを作らせ、それを三姉妹に持たせてベクターのアジトに潜入させることに成功します。そしてグルーは紆余曲折を経ながらも何とか縮ませ光線銃を取り戻したのでした。
さっそくグルーは縮ませ光線銃を悪党銀行のオーナー、パーキンス氏に持っていくが、なぜが融資を断られてしまいました。実はパーキンス氏はベクターの父だったのです。
どうやって月までのロケットを作ろうか悩んでいたところ、三姉妹とミニオンたちがみんなでお金を出しあってくれることになり、ロケットを作り始めました。
(ロケットってこんな少額で作れるものだっけ‥?)
三姉妹との共同生活
グルーと三姉妹の共同生活がはじまりました。眼鏡をかけたしっかり者の長女・マーゴと好奇心旺盛な次女・イディス、一番小さいぬいぐるみ好きの三女・アグネス。最初は縮ませ光線銃を奪うために養子に迎え入れたグルーだが、毎日三姉妹と暮らしていく中で、少しずつ愛情が芽生えていきます。
三姉妹もグルーに懐いており、面倒くさがっていたグルーも本当の家族のように遊園地で一緒に遊んだりするようになっていきました。
ネファリオ博士は、そんなグルーを見て危機感を覚え三姉妹を追い出せと言います。このままでは盗みの仕事に身が入らなくなります。グルーはネファリオ博士に説得され、三姉妹を養護施設に戻しました。三姉妹の末っ子アグネスは、最後にバレエの発表会に来てほしいと言い、グルーに手作りのチケットを渡したのでした。バレエの発表会は、グルーがロケットに乗って宇宙に行く日でした。
あらすじ4/5「グルー、宇宙へ。月を盗み出せ」
グルーはミニオンたちを鼓舞し、ミニオンたちもそれに応じます。士気が高まり、ついにグルーはロケットに乗って宇宙へと出発しました。
宇宙空間でグルーは縮ませ光線銃を使い、月を小さくして盗むのに成功。宇宙船に戻ろうとするグルー。ふいにポケットから出たアグネスから渡された発表会のチケットが宙を舞いました。
グルーはまだ間に合うかもしれないと大急ぎで宇宙船に乗り、アグネス達の発表会場に向かいます。猛スピードで戻ってきたグルーだったが、バレエの発表会は終わっていました。落胆するグルー。
自分が座るはずだった席をみると、そこには「三姉妹は預かった。返してほしければ月を渡せ。ベクターより」と書かれていました。
あらすじ5/5「三姉妹を救うためベクターと決闘」
グルーは三姉妹を助けるためすぐにベクターの元に向かいました。そこでベクターと交渉し、月を渡す代わりに三姉妹を返すように言ったのです。ベクターはそれに応じ、月を手に取るが、三姉妹は返さずにそのまま空に逃亡しました。
グルーは、ベクターを追跡して、なんとか三姉妹を取り戻すことに成功します。ベクターは月を手に入れたことで有頂天になっていましたが、縮ませ光線銃の効果が徐々に切れてきた月は、ベクターの宇宙船内で次第に元の大きさに戻っていきます。ベクターが気づくころにはとてつもない大きさにまで戻っていた月は、ベクターを乗せたまま宇宙に行き、無事もとの場所におさまったのでした。
後日グルーたちはネファリオ博士、ミニオン達とともに見られなかったバレエの発表会を基地施設のなかで行い、三姉妹たちと仲良く踊りました。そして夜、三姉妹たちに自作の本を読んであげ、おやすみのキスをしてあげます。それをみたミニオンたちがキスをして欲しいとせがみ、行列ができました。グルーはため息をつきながら順番にみんなにキスをしていったのでした。
~観終わった後の感想~
かなり面白かったです!グルー、ベクター、ネファリオ博士、ミニオンたちといい、癖のあるキャラクターが良い味を出していたんじゃないでしょうか。特にミニオンたちとのやり取りは見ていて飽きなかったですね。かわいくもあり、面白くありで最高でした。
見終わってすぐにこれは続編があるんだろうなあって確信した映画でしたね。色々なオマージュや小ネタも盛りだくさんで、何度でも見たい映画のひとつです。
日本語吹き替えの笑福亭鶴瓶さんも最初は、違和感があったんですが、徐々にグルーのキャラクターとマッチして後半あたりではこの声じゃないとグルーじゃないくらいハマってました。
そのほかにも後で知ったのですが、芦田愛菜ちゃんが末っ子のアグネス役をやっていたり、ハーマイオニー役でも有名な須藤祐実さんが長女のマーゴをやっていたりしてるんです。自然すぎて全然気づかなかったです。さすがですね!