2007年に公開した映画アイアムレジェンド。ウィル・スミスの迫真の演技や愛犬サムの健気な姿勢に心打たれた人も多かったのではないでしょうか。
アイアムレジェンドはダークシーカーと呼ばれる怪物とただ一人生き残った男ロバート・ネビルが人類の存亡をかけて戦うお話です。 大ヒットを記録した本作は続編を希望する声も上がっているようですが、実際のところどうなんでしょう?
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「アイアムレジェンド2」続編はある?
アイアムレジェンドは劇場公開の2007年から続編を希望する声が多く上がっていましたが、残念ながら現在までに続編は作られていません。
アイアムレジェンドは、世界興行収入5億8500万ドル(約468億円)を稼ぐ優良コンテンツです。制作会社であるワーナー・ブラザーズもこのまま終わらせるのはもったいないと考えているのですが、10年以上経過した現在、ウィル・スミスの高齢化もありアイアムレジェンド2の制作はほぼ不可能となってしまいました。
また、ウィル・スミスは出演すればヒットを連発するヒットメーカーだったため、ウィル・スミス抜きでの「アイアムレジェンド2」を制作するのは興行的に失敗する可能性があるため、ワーナーブラザーズも頭を悩ませているというのが現状かと思われます。
「アイアムレジェンド2」制作のこれまでの経緯
2008年:前日譚を描く続編制作が報道される
劇場公開から1年が経った2008年、ワーナーブラザーズから前日譚を描く続編が制作されるとのニュースが入りました。
脚本は前作アイアムレジェンドを担当したマーク・プロトセヴィッチとアキヴァ・ゴールズマンではなく、新鋭の脚本家アラシュ・アメルが担当することが決定しました。彼は「陰謀のスプレマシー」や「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」などの制作脚本に携わっている脚本家兼映画プロデューサーです。
続編である「アイアムレジェンド2」では、ウィル・スミス演じるロバート・ネビルがどのようにして生き残ったのか、またアメリカ軍とダークシーカーとの衝突が描かれる予定でした。 ところが制作は大人の事情により、立ち消えてしまいます。 ウィル・スミスは脚本を読むまで出演は保留としていましたが、積極的にアイディアを出すなど出演する意思は強かったようです。
2012年:前日譚ではない形での続編企画
次に2012年、ワーナー・ブラザーズから前日譚ではない別の形で続編が制作されることが発表されました。
この段階ではウィル・スミスと前作監督のフランシス・ローレンスの続投は未定でしたが、こちらも制作は中断され、続編のプロジェクトは白紙に戻りました。
2014年:ウィル・スミスではないリブート企画が始動
2014年には主演を演じたウィル・スミスの続投はないと発表があり、これをもって続編の可能性は完全になくなりました。
代わりにリブート企画が始動し、新たな形での「アイアムレジェンド」が制作されるとのニュースが入ります。 脚本は前作「アイアムレジェンド」を手がけたアキバ・ゴールズマンとジェームズ・ラシターが担当することが決定していましたが、大人の事情により制作は中止されました。
以上が「アイアムレジェンド2」に関する制作経緯です。10年以上経過した現在までに続編やリブート企画が制作されていないことから、アイアムレジェンド2の制作は絶望的と言えます。 しかし原作はこれまでに3度映画化されている名作のため、今後はリブートもしくは全く別の形で映画化される可能性が高いと思われます。